交通事故によるバーナー症候群

バーナー症候群

  バーナー症候群は、頚から肩へと走る腕神経叢が一過性に引き伸ばされて起こる症状です、ラグビーやアメリカンフットボールのタックル、相撲のツッパリで起こす場合が多く、多くは一過性です。 頚椎に、伸展、屈曲、頭軸方向への圧迫されると頚椎の椎間孔を通る神経が圧迫されます。この神経は腕神経叢といって首から腕にかけて走っている神経の束に繋がっているので、この神経が傷害されると首から肩、腕にかけて強い痛みを感じます。 日常ではほぼ起こることはありませんが、交通事故で追突・衝突された際にも同じ機序で発生しますので、下記の症状が当てはまったら早めに治療しましょう。  
症状
・むち打ちの様な、頚の痛み ・頚~肩に掛けてのシビレ・放散痛 ・頚周囲の熱感 ・肩頚の機能障害     軽度なら予後は良好で、2~3週間治療をすれば完治します。 しかし下記の分類で、グレードが悪いと予後不良です。
バーナー症候群の分類
Grade1  受傷後数分で近く運動障害が改善し、2週間以内に完全に回復する。
Grade2  三角筋、上腕二頭筋、棘上筋、棘下筋の筋力低下が数カ月持続する。
Grade3  筋力低下、知覚障害が1年以上残存
 

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