2012/01/24 (更新日:2012/01/24)

東京大雪 交通乱れ 小田急は除雪で終夜運転も

交通事故&スポーツ情報

 23日から24日にかけて降った大雪の影響で、鉄道などの交通機関軒並み乱れ、帰宅の足を直撃した。24日早朝にかけて一定量の積雪が予想されることから、鉄道各社ではポイントに融雪装置を設置するなどの対策に追われた。

JR東日本によると、武蔵野線は23日午後9時ごろ、東京都東村山市の新秋津駅と府中市の府中本町構内でそれぞれポイントが切り替わらなくなったほか、東所沢-新八柱間で沿線の竹が雪の重みで軌道内に倒れかかった影響で府中本町-西船橋間で運転を見合わせた。

 JRではポイントが雪で凍結しないように、灯油ランプに似た「融雪カンテラ」に火を灯したり、「電気融雪機」と呼ばれるヒーターを稼働させる方針。24日早朝には、始発電車の前にほぼ全線で回送電車を運行し、架線の凍結を防ぐ。

 私鉄各社によると、小田急多摩線が運転を見合わせたほか、東京都小平市の小川駅構内で発生したポイント故障の影響で西武国分寺線、拝島線が一時運転を見合わせ。新宿線も最大1時間の遅れが生じた。山口線(レオライナー)は午後8時35分以降、全列車の運転を見合わせた。

 小田急電鉄では終電後、除雪のための回送電車を全線で運転する方針。京王電鉄や西武鉄道などでは、始発電車の前に除雪と安全確認を兼ねた回送電車を運転することにしている。(ニュースより)

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