2011/11/14 (更新日:2011/11/14)

トルコ地震 日本人男性悼む声

交通事故&スポーツ情報

 

11月11日 4時43分 動画あり twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

トルコ東部で、先月の地震の被災者支援を行っていた東京のNPO「難民を助ける会」の日本人の男性メンバーが犠牲になったことについて、地元市民から死を悼む声が聞かれました。

トルコ東部で9日、マグニチュード5.6の地震があり、トルコ政府によりますと、震源に近い都市ワ ンでは、ホテル2か所を含む建物25棟が倒壊して、これまでに12人が死亡しました。被害が集中したワンの中心部では、地震発生から24時間たった10日 も、夜を徹して生存者の捜索が続いています。倒壊したホテルの1つには、600人以上が犠牲になった先月の地震の被災者支援を行っていた東京のNPO「難 民を助ける会」の日本人メンバー2人が宿泊しており、このうち宮崎淳さん(41)が、地震発生から13時間後に運び出されましたが、死亡が確認されまし た。被災者支援を行っていた日本人が犠牲になったことについて、市民の1人は、「私たちを助けに来てくれた日本人が亡くなったことは一番の大きな心の痛み です」と話すなど、市民の間から、死を悼む声が聞かれました。一方、市民の間では、被害が大きくなったのは、地元当局が、先月の地震のあとに、建物の安全 性を十分に調査しなかったためだとして反発が高まっており、10日午後、ワン市の中心部で数百人の市民と警察が衝突するなど、緊張が高まっています。

と ころで、今回の地震で救出された東京のNPO「難民を助ける会」の近内みゆきさん(32)が、10日、手当を受けている病院内でロイター通信の取材に応じ ました。近内さんは被災した直後の状況について、「真っ暗かと思ったが、使っていたパソコンの光が見えて、その明かりが生きる希望を与えてくれた。横に何 か白いものがあって、それが冷蔵庫だと分かったので、中にあった水を飲んだり、口の汚れを落としたりした」と述べ、瓦礫の間の狭い場所に閉じ込められなが らも、冷蔵庫に手が届いたことが無事の救出につながったことを明らかにしました。また、近内さんは、「少しの衝撃でも上から石が落ちてきたので部屋にあっ た枕を頭に当てながらレスキューチームが来るのを待っていた。気が付くとレスキュー隊の声がして、声がするほうを見ると小さな穴から光が入っていた。トル コ語で『私はいます。ここにいます』と何度も叫ぶように呼びかけたら、レスキュー隊が気づいてくれた」と述べ救出されるまでの状況を説明しました。 (ニュースより)
 

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