2010/11/27 (更新日:2010/11/27)

U‐21日本が金!猛攻耐えて初タイトル

森の風ブログ

2010年11月26日(金)
 「広州アジア大会、日本1‐0UAE」(25日、広州)
 雑草軍団が初タイトルを勝ち取った。男子サッカーの決勝が行われ、U‐21日本代表は、アラブ首長国連邦(UAE)を1‐0で破り、初優勝を果たした。 後半29分、DF実藤友紀(21)=高知大=の右足シュートで先制してそのまま逃げ切り、同様に初制覇した女子とのアベックでの金メダル獲得となった。永 井謙佑(福岡大)が通算5得点で大会得点王。3位決定戦では、韓国がイランに4‐3で逆転勝ちし、2大会ぶりの銅メダルを獲得した。
  ◇  ◇
 歴史が動いた。試合終了の笛と同時にベンチの選手は一斉に飛び出し、ピッチの中央に青い歓喜の輪ができた。Jリーグ監督時代“無冠”の関塚監督は選手た ちに抱え上げられ、5回宙を舞った。「気持ち良かった。選手たちが本当によくやってくれました」。黄金世代も、そして南アフリカW杯で活躍したMF本田圭 を擁した前回大会も、過去のどんな世代も成し遂げることのできなかった金メダルの夢を“雑草軍団”が成就させた。
 テクニックに勝るUAEに、前半からボールを回される苦しい展開。それでもここまで6試合1失点の守備陣が、最後の一線を割らせない。
 後半29分、左CKのショートコーナーの折り返しをMF水沼がゴール前に上げると、待ち構えていたDF実藤がワントラップからゴール左サイドネットに突 き刺して先制。同じく今大会で初優勝を決めた、なでしこジャパンの決勝点も背番号2の岩清水。「試合前に『あるんちゃうか』とイジられてたので、びっくり した」と運命に導かれたような一撃が、試合を決めた。
 海外組も、Jリーグで主力となっている選手も招集できず、各クラブの控え選手と、大学生を中心とした今回のメンバー。ただ、出番に飢えていた選手たち は、今大会で急成長を遂げた。守備陣の中心となったDF薗田は「『2軍』とか『ベストメンバーじゃない』とか言われてたけど、今選ばれたメンバーがベスト だと思ってやっていた。結果を出せて良かった」と、胸を張った。
 力強く刻んだロンドン五輪への第一歩。関塚監督は「結果を出しましたからね。間違いなくこのチームがベースになっていく」と言い切った。広州の地でたくましくなった若武者たちが、関塚ジャパンを夢舞台へとけん引する。

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